大木歯科医院では子供の歯並びの治療に従来の矯正治療ではなく

歯列育形成という予防をふくめた治療を行っています

Q.歯列育形成って何?どんなことをするの?

 

乳歯が生えている頃、または永久歯が生え揃う前に歯並びを継続的に管理し、最初からよい歯並びをつくるというものです。

プレートと呼ばれる器具を、夜間や昼間の決められた時間お口の中へ入れます。このような簡単な治療によって、理想的な噛み合わせが実現します。

年齢の低い子供はプレートをいやがらないかと心配される方もいらっしゃいますが、その必要はまったくありません。

小さいお子様の場合は、最初はプレートを口内に入れる練習から始めます。年齢が低い子ほど、プレートに慣れやすいのです。また、痛みを伴う治療はまったくありません。

 

Q.なぜ、低い年齢から治療した方がよいのでしょうか?

 

アゴのズレは、低年齢の場合ですと容易に直すことができます。子供の骨はやわらかく、成長発育の途中だからです。

ですが、年齢が高くなるに従い、ズレを直すのが難しくなってきます。そのために低年齢からの治療が良いとされています。

 

Q.幼児から始めた場合、どのくらいの期間がかかりますか?

 

歯並びの処置は、永久歯の生えそろう12~15歳くらいまで行います。

通院間隔は状況によって異なりますが、1回/2週~1回/2ヶ月くらいです。

一般的な矯正治療と比べると期間は長くなりますが、歯列育形成は“予防”を重視して行なわれます。

乳歯が永久歯に生え変わる間、かみ合わせだけでなく、虫歯・歯肉炎を含めた予防管理/治療ををさせていただきます。

 

Q.1回の治療時間は何分くらいかかりますか?

 

処置によっても異なりますが、だいたい30分~1時間くらいです。 プレート(矯正装置)の調節、歯みがきの他、簡単なお口の体操を行う場合もあります。

 

Q.治療費用はどのくらいですか?

 

装置の費用の総額は60~95万円くらいです。

またそれとは別に、毎回の調節の費用が2千~6千円くらいかかります。

検査を受けていただいてから正確な費用をご説明させていただきます。

 

Q.歯列育形成は何歳までできるのですか?

 

歯列育形成は“乳歯”を利用して、後から生えてくる“永久歯”を正しく配列する予防的な矯正治療です。

乳歯がしっかりしている3歳~6歳くらいに始めるのが理想です(治療も簡単できれいになります)。また、それ以上の年齢(8歳~10歳)でも行うことはできます(治療がすこし複雑になる場合があります)。

乳歯の生え変わりが終わって、すべて永久歯になってから始める場合、一般的な矯正治療となります。

 

Q.歯列育形成のおおまかな流れを教えて下さい。

 

まず初めに検査を受けていただきます(検査費用が掛かります)。

検査では将来どんな永久歯の歯並びになりそうか、永久歯が生えるスキマやアゴの位置を予測します。これにはお口の中の診査の他、レントゲンや歯型をとって行います。

その後現在の状態から、将来予測される歯並びと、きれいにするための治療の方針、費用について説明させていただきます。

歯並びの処置には、おもにプレートとよばれる取り外し式の装置を使いながら、お子様のそれぞれの年齢において、もっとも正しいとされる形、アゴの位置に変化させます。そして、後から生えてきた永久歯をすぐに正しい位置に並べて行きます。症状によって短期間固定式の装置を使用したり、その他の装置を使用することもあります。

永久歯が生えそろったら、歯並びの処置は一応終わりです(“親知らず”は一般的な場合も何らかの対処が必要です)。

詳しくご説明を聞きたい方はスタッフまでお申し出ください